インドでのソフトウェア・オフショア開発、ソフトウェア技術者のオンサイト派遣 ( インドへのオフショアリング、アウトソーシング等ビジネス・サポートを行います。 ) | |
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■ 特徴と規模
■ 特徴 − オフショア開発・取引相手国
■ 賃金水準比較
■ 得意分野比較
インドは中国と比べて、製造業が圧倒的に弱く、ハードよりもソフトに傾斜した構造である。
したがってIT分野でも、インドは金融、通信、医療などの分野のIT技術を得意としており、他方、組み込みなどハードウェア関連分野は中国が得意としており、中国のIT市場の85%以上はハードウェアである。しかし、テキサス・インスツルメントはインドをシリコンデザイン分野の開発拠点と位置づけるなど、今後インドも組み込みソフトウェアを強化する方向にある。
また最近急速に伸びているBPO(業務プロセス改善)分野では、圧倒的にインドが強い。
■ 対日取り組み
インドは伝統的に対日感情が良く、インド企業の管理者は、重役会や投資者から長期的な対日戦略を問われている現状である。
また対米自主規制などもあり、対日取引に今最も力を入れている。
したがって、オンサイト業務に携わるエンジニアも、良い人材を積極的に日本市場に投入している。
一方現在日本国内の企業で就労している外国人IT技術者のうちの2/3は中国人である。
これは大連ベルトを中心に日本語に熟達した人材の厚みによるものである。
また中国が日本と同じ2バイト言語圏(漢字)であることも、日本企業から見て中国に親近感を持つ。
■ セキュリティと離職率
機密保持や知的所有権保護の体制、法整備については中国と比べて対米取引の歴史が長いインドの方が数段優れている。
また中国人は会社への帰属意識が弱く、主要メンバーの突然の離職という問題が多くある。
これはプロジェクトの遂行に支障を与えるとともに、機密漏洩やノウハウの流出と言ったセキュリティ上の問題もある。
■ まとめ
日本企業からすれば、地理的近さ、日本語能力、漢字文化圏といった点でインドより中国の方がはるかに「親しみやすい」と考えられている。
しかし、日本企業が国内でアウトソーシングして「成功」してきたやり方(日本的な開発手法)が、親近感の持てる中国といえども通用しない。
仕様が曖昧なまま、仕様変更を頻繁におこないながら品質を高めるというやり方は日本人の間以外には通用しない。
現状、日本企業の多くはオフショア開発の重要性を認識しているが、その対象としてはやはり距離的な近さや親近感から中国が圧倒的に多い。
ただし、その日本語力も日本人のレベルには程遠く、また日本独特の言い回し、行間を読む必要のある仕様書といった点から、失敗するケースが多い。
インド側が日本語能力を一層強化し、日本企業もグローバルな開発手法を少しでも取り入れていくことで、日本企業の収益向上にかなり貢献できると思われる。
また中国のカントリーリスクと、中国一極集中によるリスク分散も考慮していかなければならない。
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